通関士になろう


通関士って何?


通関士とは輸出入業者から依頼を受けた際、通関手続きを代行する通関手続きのスペシャリストのことです。

通関は日本の国益を守るために重要なシステムです。特に輸入の際は関税を取らなければ安い外国製品に圧されて国内産業が潰れてしまいます。また、輸出入禁止の貨物、例えば拳銃が出回ってしまえば私たちの安全な暮らしを脅かすことになります。そのほか麻薬や絶滅危惧の動植物なども規制されています。

通関士になるためには通関業者というところに就職しなければなりません。通関業者は通関手続きを行っている業者で、営業所ひとつにつき一人以上の通関士を配置しなければならに決まりになっています。通関業者に就職したら数年間の下積みのあと、通関業者からの申請によって税関長の確認を受ける必要があります。そこで欠格事由に該当しなければ通関士として登録され、通関士になることができます。

通関士試験


通関士になるためには通関士試験に合格しなければなりません。通関手続きの書類作成は誰にでも出来ますが、通関士には最終的に確認することが義務付けられています。通関士がチェックするから税関も安心して書類を受け取れるのです。

通関士試験は毎年10月に行わます。

科目は通関業法、関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(第6章に係る部分に限る)、通関実務の3つとなっています。普通はこれらの3科目全て60%以上取れば合格となります。逆に言えばどれか1つでも60%未満なら不合格になりますから得意な科目で得点を稼ぐより不得意科目を無くすことが重要になります。

願書は7月初旬から8月中旬に税関で配布されています。受験する予定の税関に願書を請求しましょう。受験地は札幌市、新潟市、東京都、仙台市、横浜市、静岡市、名古屋市、大阪府、神戸市、広島市、福岡市、熊本市、那覇市となっています。

通関士試験の合格率は10%程度と考えていいと思います。かなりの難関ですが1日10時間くらい勉強すれば2ヶ月程度で合格することも可能のようです。仕事をされている方は1日10時間は勉強できないでしょうから6ヶ月から1年程度の予定を立てて勉強する必要があります。平日2時間、週末8時間程度を学習しましょう。

実務経験5年以上の方は一部科目の免除が受けられる可能性もありますから確認しておきましょう。